筋膜から見るTaoTouchチネイザンの意味
先日はTaoTouchチネイザンの月いちの練習会、この日は筋膜を意識して捉え、お腹に触れることを練習していきました。
私たちの身体は、筋肉や骨、内臓がそれぞれ独立して存在していません。そして全身には筋膜をはじめとする結合組織のネットワークが広がり身体全体の動きや支え合いに関わっています。
例えば、アナトミートレインの「ディープ・フロント・ライン」は、そのつながりを理解するための一つの地図です。足の深部から骨盤、腰部、横隔膜、内臓に沿う領域、そして頭蓋底へと続く身体の深部の関係を、このラインは示しています。
それを踏まえると、お腹は単に、内臓が収まっている場所ではなくなり、身体の深部の働きが関わり合う全身の繋がりを感じる大切な場所になります。

TaoTouchチネイザンでは、お臍を”生命の源と繋がる中心”として捉えます。
お腹に触れ、お臍に触れ、呼吸を広げ、身体の内側に意識を向ける。
それは単に内臓に働きかけるだけではなく、自分の身体が今どのような状態にあるのか、自分の内側で何が起きているのかに心を向ける時間でもあります。
東洋医学やタオの伝統では
”氣(そして経絡)は、筋膜の中を流れる”
”お臍は筋膜のHub(中心点・収束点)”
という概念を通して生命の働きを捉えています。
お臍に触れることは、筋膜を通して、そこに繋がる臓器に触れることになり全身に触れることになる。そしてTaoTouchのタッチは、その繋がりを感じ、自分自身の内側へと意識を深く向けることを助けます。
お腹を”揉む”ことで状態を変えようとするのではなく、お腹に触れることで、自分自身に気づいていく。そこにTaoTouchチネイザンが単なる腹部への手技にとどまらない意味があるのだと感じます。
